男の服の基本はシャツとチノパンツ。

シンプルなシャツ

「シャツはオヤジの七難隠す」という言葉があります。

シャツはTシャツに比べると襟、前立、ボタン、カフスといったディティールがあり、視線が散らばりやすいのでオヤジの出っ張ったお腹が目立たずスタイルが良く見える、という意味です。

また、シャツはTシャツに比べてフォーマル感が高く、カッチリとした印象を与えるので「身だしなみに気を遣っている人」という印象を与えられます。

「普通」のシャツ選ぶときに重視していただきたいことは

・無地

・ディティールがないシンプルなデザイン

の2点です。

チェックやストライプなどの柄物はコーディネートが難しく似合う人を選ぶだけでなく、商品の価格が簡単にバレてしまいます。

それに対し、無地はコーディネートが簡単で、誰にでも似合ううえに、普通の人が見ただけではまず価格はバレません。

デザインも同様です。低価格ブランドはデザイン要素が多過ぎる商品が中心で、ひとめで低価格品であることがバレてしまいます。

ユニクロのシャツの多くはデザインがシンプルです。

また、生地や縫製などのクオリティは価格以上に高く、愛用するファッション業界人も少なくありません。

そのなかでもオックスフォードシャツはカジュアルウェアの基本アイテムとして多くの人に愛用されているユニクロの看板商品です。

コストパフォーマンスでは世界一のシャツだと思います。

オックスフォードシャツはシャツのなかでもカジュアル度が強いアイテムなので、キレイ目ファッションとの相性はあまり良くありません。

キレイ目ファッションと相性の良いシャツとしてオススメするのが+Jのシャツです。既に生産が終了しており、オンラインストアで在庫がわずかに残っている程度ですが、こちらも値段以上のクオリティで僕も長年愛用しています。

チノパンツ

メンズのカジュアルパンツを考えるときに真っ先に挙がるのがジーンズですが、ジーンズは素材の個性が強く実はコーディネートが難しいアイテムです。

最も汎用性が高いパンツはチノパンツです。

チノパンツならば、カジュアルなTシャツからフォーマルなジャケットまで、どんなアイテムとも相性が良いので最初の1本に最適なアイテムです。

チノパンツ=ベージュ(カーキ)色というイメージが強いですが、基本的にパンツは暗い色のほうが安定感があり、全身が引き締まって見えます。

チノパンツでオススメしたいのはネイビー(紺色)。暗色=黒というイメージも強いですが、黒は存在感が強い色で、相性が良い色やアイテムがあまり多くないので汎用性が高くありません。ネイビーのほうが着る人の年齢、キャラクター、合わせるアイテムを問わない万能の色です。

なかでもユニクロのヴィンテージレギュラーフィットチノは、オックスフォードシャツ同様ユニクロの定番中の定番アイテムです。

綿100%なので着込むほどアジが増します。

最低月1度の散髪で清潔な髪型を心掛け、きちんと洗濯してあるユニクロのオックスフォードシャツとヴィンテージレギュラーフィットチノ、そしてシンプルなスニーカーかプレーントゥの革靴を着用すれば、おかしなファッションになることはありません。